Act.48

両想いになってはじめて一緒に迎える朝。
鼻先をくすぐられて目が覚めた知賀くんの前には、本物の国斉さんの髪。


国斉さんも 俺のことが好き
それを肌でめちゃくちゃ実感しまくる知賀くん。
首筋からつむじからすりすり・・・
そんな甘い世界に一人で浸っていたらペシっとはたかれます。


「かいー・・・」とか言って腕をボリボリしちゃう国斉さん・・・
ああ・・・芋だな、ほんとに。
知賀くんはそんなとこも大好きなんだからいいんですけどね。
でも 虫かと思ったら知賀だった というのはどうなんだ・・・


目が覚めた国斉さんですが。
こっちはもう・・・なんていうか照れまくってます。
知賀のことが好きなのに・・・と思いながらも知賀くんに背を向けてしまうし、今までどうやって知賀と接してきてたか一晩で忘れたそうで。
普段はほんとに鈍感なくせしてこういう時だけ敏感すぎる。
知賀くんもベタベタすぎなんですどね。
両想いになってはじめて迎える朝の大切さについて小言垂れるし。
この2人・・・なんか変です。いまさらですが。


知賀くん、可愛がりたおしたいと言ってるけど どう見てもきみが甘えてるほうだと思うよ!


国斉さんは国斉さんで照れすぎてお話にならない。
結局登校するには早すぎる時間だったにも関わらず、阿久津から昨日の荷物を預かっていると連絡をもらって学校に向かう2人。
早朝でガラ空きの電車に乗ってるシーンなんですが、知賀くんが国斉さんの肩にもたれかかっててマジで甘えすぎと思うのです!!
イチャイチャさせてくれないんだもん、しかたないか・・・


電車の中で川和さんからメールが届いてるのに気づく国斉さん。
内容は祭りの関係者にお礼をしておいて、というもの。
それを見た知賀くんは 何の報告もないのかと軽く非難めいた事を言うのですが国斉さんは「うっせ」と返事して終わり。


この辺の意識の違いはどのくらい事情に通じてたかにもよるかなと。
国斉さんてこの時点でも何が起こったのかほとんどわかってないし元々川和さんのことを慕ってるわけだけど、知賀のほうは山城さんから直接話を聞かされてるし襲われたりダストボックスの中も見ちゃってるし。
なんかいつも事件が起こるたび国斉さんは蚊帳の外にされてる気がするんだけど、それを深く考えないところがいいところ・・・なのかな?
見てる側としては少し可哀相と思ってしまうのですが・・・


この後で知賀くんは理由をはっきり言わないまま国斉さんに知賀家に泊まるよう勧めるシーンがあります。
戸惑う国斉さんに理由を言いかけて自分の考えすぎかもって黙ってしまうのですが、これは国斉家の周囲の環境に不安を感じてるからなんだろうなと。
放課後に一人で自宅に戻る国斉さんに気をつけてって言ってるし。
いまいち危機感の薄い会長は全然わかってなくて幸せそうですが。
 

自宅のポストに入れっぱなしになってた知賀のワンピースを回収しに一人で家に戻った国斉さん。
ポストからはみ出していた知賀のワンピースを取り出して広げてみると、それは胸元から背中までざっくり破れてました・・・


そのあとのモノローグで国斉さんのワンピースが家の中にあるはずなのになくなってたことがわかります。


一難去って・・・の雰囲気がジワジワ漂ったまま続きます。