Act.40

類家先生の車で本部に向かう国斉・川和。
2人がずっと手を握り合ってるのを見て苛立った様子の類家。
本部に着いた途端に類家の制止を無視して国斉を連れ出す川和。
本部に足止めされた類家は鬼気迫る表情で知賀と川和の名前を繰り返しながら雑誌に書き付けています。


本部から少し外れた場所で知賀だけを呼び出すよう川和から言われ、類家に切られた携帯の電源を入れた国斉さん。
山城別宅に到着した知賀はずっと電源が切れていた事に焦りを感じていたのですが、ようやく繋がった電話で国斉が本部にいると聞いて安心します。


山城の後をつけてきた橋場は林の中に隠れて山城の動向を探っていて不穏な空気を出してます。それを側で見ている阿久津は制止しようとするのですが逆に橋場に押さえ込まれてしまいます。


ここまでが前半のあらすじで後半は知賀と国斉さんの携帯での会話とモノローグが交差するシーンがメインです。


まず類家先生がかなりヤバい気がする!!
国斉さんに接する態度と川和への態度が違いすぎる。
知賀にしろ川和にしろ、国斉さんに関わる人間に敵意を持ってる感じがするし何かやってくれそうな気配がビシビシ伝わります。


それと橋場もちょっとヤバそう。
山城にたいして何か危険な行動に出そうな予感。
阿久津を押さえ込んで、おとなしくしてればいいとか言ってるけど
携帯で失敗してからどうにか山城を貶めようという考えに取り憑かれてるっぽい感じがしてジワジワ怖い。
阿久津が懸念してたとおりの展開なんだろうけど、押さえ込まれながらも何とか橋場を冷静にさせようとしてる阿久津は男前!


そして相変わらず何も知らないままの国斉さんと、その身を心配している知賀くん。


お互いに素直な気持ちで会話してるところはモノローグも含めて本当に切なくて久しぶりに穏やかな2人を見た感じがします。
ところが・・・うーん・・・どうしてもすれ違ってしまうんですよねー


携帯でイタズラされた話題をきっかけに複雑になっていく2人の様子は見てて胸が痛くなります。
国斉さんのフラれちまえってモノローグにズキズキ・・・
知賀の本命にたいして「いい人なんだな」て言うところとか
好きな人なんていないと言われて嘘つけよと怒るとことか
知賀がフラれたと聞いて本気で喜んでしまうところとか
国斉さんの気持ちの乱れようがすごい苦しい。
片想いの苦しさが滲み出ててほんとにキツい。


知賀くんも本当に伝えたい言葉が言えないから誤魔化してしまって
それがどんどん国斉さんを混乱させてるって気づかないとこもキツい。
国斉さんが言った 自分なら振ったりしないのにっていう言葉にかっとなっちゃうのもわかる。わかるんだけど・・・あああもう!!


自分の事をふったくせにとキレる知賀くん。
本命の代わりにしようとしたくせにと怒る国斉さん。


国斉さんが勢いで一方的に電話を切ってしまうところで続きます。