Act.38

いよいよどす黒くなってきます。

キス逃げした国斉さんの名残を追っかける知賀くん。
まだあの人に触れていいんだ・・・って1P全部 知賀くんのモノローグが入ってるんだけどうっかりまた涙腺やられました。ほんと弱いです。


よかった、よかった、嬉しい、て何度も何度も繰り返すのがすごく胸にジンときました。
拒否られてると思ってたからこそのシーンなんだけど両思いって知ってる私でもよかったーと思う・・・ほんとによかったよ、知賀くん!


そんでそんで。
国斉さんのほうでまたウルっときそうになった!堪えたけど!!


あんなに泣いてたのに知賀と少しじゃれただけで嬉しくなってしまったっていうのがほんとに・・・正直でいいなって。
キスで軽く告白した気持ちっていうのも もうもうすごいキュンです!


知賀が誰を好きでも自分は好きでいたいって、ただ好きでいるだけならいいよなって自分への甘えを認めて許してるとこが好き。
きっとまだ苦しくなる事があったとしても、好きでいたいって思ってるんだなって感じがしてほんとに健気というか抱きしめたい!!


あー
でもここでちょっと気になる描写があるんです。
国斉さんが家を出て行った後、隣の駐車場から車が一台出てるんですよね。それがずっと国斉さんの後を追っかけてるんですが鈍感ちゃんが全然気付いてないんです。すごい怖い・・・


そして切ない高校生とは対照的にどこまでも暗くなっていく大学生組。
車内で山城さんに襲われ逃げ出した先でうずくまってる川和さん。
未だにパニックが去ってない・・・
山城の執着に怯えてるかと思えばそれを頭から否定してみたり、それなのに山城を合宿所に連れて行かないとって心配してたり逃げる時に山城を蹴っちゃって怪我させてないかと不安になったり。


山城兄登場で車で一緒に本部へ向かうんですけどその車内での会話で山城家の背景が少しだけ見えてきます。わりと大家族のようですが誰からも関心を示された事がなく側にいたのは幼馴染みの川和さんだけという環境で育ってきたみたい。ずっとそういう関係であったからなのか、私はこの時の川和さんのモノローグから山城家全体に対して非難めいた気持ちを持ってるように感じました。


とても丁寧に描かれてる川和さんと山城さんの過去の出来事。
いわゆる視姦と捉えればいいのかな・・・
なんか山城さんへの気持ちって幼馴染みとか友人というよりも兄弟とか肉親にむしろ近いような感情なのかなって思ってみたり。
それだと全ての言動が私の中ではしっくりくるというか。
違うかもしれないけど。


本部へ向かう途中の国斉さんを見つけた川和さんは自分の身代わりとして山城さんに差し出すため国斉さんを拘束してしまいます。


山城さんのほうですが。
川和さんに逃げられた後、国斉家に来ます。
そこで着替え終えた知賀くんと遭遇。立ち去ろうとする知賀くんを大事な話があるといって引き止めます。
川和さんに迫って逃げられた事、川和さんが国斉さんの名前を呼んでいたこと、そして川和さんがこれまでずっと国斉さんを自分に差し出そうとしてきたことを話します。


それを知った知賀くんは国斉さんへ電話。
何も知らずに川和さんと行動していた国斉さんと、狙われている事を知ってしまった知賀くんは大学生たちの伝言を伝え合うことに。
川和さんは2人が昔よく一緒に過ごしてた山城別邸に山城さんを誘いますが山城さんはそれを拒否。

巻き込まれている事に1人だけ気付いていない国斉さんと川和さんの前に狙ったかのようなタイミングで類家先生が登場したところで続きます。